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vol.413 もう石橋をたたき割らない!

こんにちは!
グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。

皆さんはテレビや雑誌などの占いが気になる方でしょうか?

占いが気になる理由は、根本的に自分は運が悪い、自分には悪いことがよく起こると思っているからという人もいます。

過去に嫌なでき事を体験すると私たちはそれを繰り返さないよう、自分を守ります。勿論いいことです。

でも守ろうとする気持ちがあまりに強いと、結果的に嫌な出来事を引き寄せてしまうこともあるようです。

「あの時うまくいかなかった…」
「あの時バカにされた…」
「あの時は話を聞いてくれなかった。だから今回も…」

傷つきたくことを恐れていると、私たちはうまくいかない証拠を集めて、自分によいことが起こるのを期待しないようになります

そして予想通りに悪いことが起こるなるとホッとします。その反面、また悲しいことが自分に起こった事実に傷つきます。

「どうせまた…」という思考を繰り返していくうちに、それが確信になっていきます。

そして実際にいい事が起こった時でも「今回はたまたま。」「偶然だから。」と、

またいいことが自分に起こると期待しようとはしません。いいことをわざと素通りするんです。

本当はいいことが起こってほしいはずなのに、なぜ無意識にいい事を自分から遠ざけてしまうんでしょう

それは傷つきたくないからです。

まくいかなかった時、なにか自分に問題があったからと、その出来事を強く自分に結びつけて考えてしまうからです。

悪いでき事と自分の間に うまく適正な距離をとれないから傷つくんです。

嫌なことは避けたいと思いつつ、結局嫌な事が起こる心の準備ばかりするのは、期待通りにならなかった時の惨めな気持ちを味わいたくないからです。

でも傷つきたくなくて悪い事を期待すれば本当に自分を守れるんでしょうか?

「どうせあなたも私を裏切るんでしょう。」
「どうせ俺は見捨てられるんだろう。」
「どうせ私なんか愛されない。」

そんな風に自分を信じてくれない相手と信頼関係を築く事は誰もできません。あなたに拒絶されていると感じた人の心はあなたから離れていきます。

それはあなたが望んでいることでしょうか。本当は誰よりも、良いことが起こって欲しいのに。


悪いことが繰り返すと考えてしまうのは、もしかしたら子供の時に必要な安心感や愛情をもらえなかったからかもしれません。傷ついた経験があったからかもしれません。

でも現在は過去の繰り返しではないんです。

石橋を叩いて渡るという言葉がありますが、石橋を叩き続けてとうとう耐え切れず壊れた石橋を見て「渡らなくて良かった。」と自分に言い聞かせる。

でも素直な気持ちで信じることを選んでいたら、あなたはその石橋を何の問題もなく渡れたかもしれないんです。

今日の話皆さんはどう思いましたか?

素直になって傷つくことを恐れている自分を認められると、新しい一歩を踏み出せます。
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