こちらから音声をお聴きいただけます。

皆さんこんにちは!かなう美保です。

メンタリスト DaiGoさんの
相手の 心理を読んで 巧みに誘導し5枚のカードのどこに 
ジョーカーを置いたかを言い当てる パフォーマンス。

皆さんもご覧になったことがあるのではないでしょうか?
実は DAIGO さんの手法は 心理学にたくさん出てくるものです。
今日は前回に引き続き
自分の望んでいることを 相手に気持ちよくやってもらう秘訣について
お話ししたいと思います。

ところで もしみなさんが学生でテスト前に
「そろそろ勉強しなくちゃ!」と考えてる時
「もう勉強しなさい!」と言われたら やる気がでるでしょうか?

どうやら人間は自分がやろうとしていることでも、
人から言われると やる気がなくなる あまのじゃくな面があるようです。
これは特に、男性や男の子に顕著な特徴だから
気をつけなくてはいけません。(笑)

だから自分の望みをやってもらいたいなら 
相手が自分で考えた 自主的な行動という形に持っていくのがベストです。

もしテストが近い子供に勉強させければ 
そろそろ勉強をした方がいいことに自分で気づいてもらいます。
こんな感じでしょうか。
「テストはいつから始まるの?」
「いつからテスト勉強すればいいか 計画だけ立てておけば?」

いざ計画を立てれば、すぐ始めなくちゃということがほとんどですよね。
この心理は計画錯誤と言って 人間は実際に必要な時間より、
短い時間で自分ができると考えてしまうからです。

当然やらなくてはいけないとわかっていることの場合も、
「やりなさい!」というより
「今は何をする時間かな?」とか
「やるべきことはおわってる?」と
自分で考えて 行動を始めるようにします。
これは仕事が遅れ気味の部下にもそのまま使える方法です。

あなたが何かをお願いしたいときも同じで、
やはり相手が考える質問をします。

例えば夏休みの計画がいつもギリギリになってしまう夫。 
「今年こそ早めに計画立ててね!」言いたいところかもしれませんが 
ぐっとこらえて 考える質問をします。

「去年の旅行すごく楽しかったね!」
「今年もそろそろ夏だね。夏休みはどこに行く?」
「うーん涼しいところかな…」
「いいね!山なんてどうかな?私手が離せないんだけど、検索してくれる?」
こんな感じでしょうか。

ポイントは まず褒めてから質問する
「去年の旅行すごく楽しかったね!」というのは 
ただのあなたの感想に聞こえますが、
男性である夫には
「あなたのおかげで去年の夏はとても楽しかった!」と聞こえます。 
計画した夫の手腕をほめる言葉、
そして楽しい旅行に感謝する言葉が含まれているわけです。

単純に「夏休みにどうする?」と質問すれば
「家でゴロゴロ」という答えるかもしれません。
ここでは最初から「どこに行きたい?」と聞いて 
夏休みには出かけるという前提を 作っているわけです。

質問をするときには
「行くか行かないか」「やるかやらないか」の二択ではなくて
「どこに行く?」「何をする?」と
あなたの望みをかなえることを前提にして、質問をします。
そうすれば 相手が気持ちよくやってくれる確率がぐんとアップします。

今日の話 皆さんはどう思いましたか?
大丈夫です!あなたにもできます。

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