こちらから音声をお聴きいただけます。

皆さんこんにちは!かなう美保です。


ワシントン大学の名誉教授ジョンゴットマン博士は、
3000組の夫婦の会話を録画し、
その夫婦の微妙な表情を読み取ることで
それぞれの夫婦の関係を解釈する方法を編み出しました。

その結果どんな夫婦でも会話のビデオを3分見れば、
その夫婦が将来離婚するかどうかを
ピタリと言い当てることができる
というのです。

もしたまたま行った レストランの隣の席に 
ゴットマン博士が座っていて 皆さんの夫婦の会話を聞けば、
将来離婚するかどうかを 予言できてしまうということです。
ちょっと怖いですね。

ある夫婦は、最近飼い始めた犬についての話題がでました。
「前に飼ってた犬は嫌いじゃなかったよ。今度の犬が嫌いなだけなんだ。」と
夫は落ち着いた様子で言いました。

夫は自分が思ったことを口にしているだけで、
とくに怒ってるわけではありません。
会話の間夫婦が触れたのは犬についての不満だけで、
お互いに対しての不満は特にありませんでした。 
どちらかが怒ることもなく、まして殺気立ったり、
気まずい雰囲気で沈黙することもなく、波風のないで会話は終わりました。
でもこの夫婦の録画を見た博士の予想は的中してしまいました。
たったこれだけの会話で、夫婦の将来がわかるなんて驚きですよね。

ジョンゴットマン博士は、
いったい何を見て夫婦の将来を言い当てたのでしょう?
それがわかれば、離婚をしない、円満な夫婦でいるコツもわかるはずですよね!

ゴッドマン博士が注目したのは、怒りや大声ではありませんでした。
ケンカの多い夫婦が、全くしない夫婦よりも、
離婚しやすいかと言うと 話はそんなに単純ではないからです。
研究した20の感情のうちゴッドマン博士がとくに注目したのは、
防衛、はぐらかし、批判、軽蔑の四つの感情でした。

とくに新婚の夫婦の場合、
「僕は努力してるんだよ。そこは認めてくれよ。」
「私なりには一生懸命やってる。そのことだけはわかってほしい。」
こんな風に片方が自分の努力をわかってほしいと言っても、
相手がそれをはぐらかしたり、

「でも…」と批判するような場合、
その夫婦が将来離婚する確率はとても高くなるようです。

離婚しない夫婦の場合は相手の言葉に対して
「そうね。」とか
「その通りだね。」と
相手を認める言葉が多いのが特徴です。


四つの感情の中でも 軽蔑はとくに大きな問題です。
夫婦の片方だけだとしても、相手を軽蔑する傾向があるなら、
その夫婦はかなりの確率で将来離婚をします。

私のある友人女性は、
家族で行った楽しいはずの海外旅行で、
慣れない英語を使ってレストランで一生懸命注文をしたら 
自分は英語を話せる夫が、小馬鹿にして
ふっと妻を鼻で笑ったそうです。
たったそれだけのことだけど
「悔しくて泣いた。」と彼女は話てくれました。

ちょっとしたからかいでも、日常敵に繰り返されれば、
相手は、バカにされた、見下されてると感じているかもしれません。

そして 例え心の中だけであっても相手を見下したり、
「ほんとバカね~何考えてんのかしら。」と馬鹿にするなら、
その夫婦は確実に離婚に近づいているということなのです。


ゴッドマン博士は、好意的な気持ちが、
そうでない気持ちよりも強ければ、嫌なことをたとえ相手がしても、
「あの時は、機嫌が悪かっただけ。」と好意的に解釈できる。

でも好意的な感情よりも、怒りやマイナスの感情の方が強くなると、
相手が良かれと思ってやったことでも嫌がらせに感じたり、
悪気のない言葉にも、悪意を感じるようになると言っています。

好意的なプラスの感情より、怒りなどのマイナス感情が
一度優位になってしまうと、
坂を転がるように悪い感情だけがどんどん増幅して、
二人の関係はこじれ、修復が効かない状態にまでなってしまうと言っています。

そうならないように、
日ごろからお互いへのプラスの気持ちを養っていきたいですね!
皆さんはどう感じましたか?
大丈夫です。あなたにもできます!

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